東大寺「焼門」前のおじぞうさま。頭の無いのが三体
見える。『法難』にあわれたようである。願いを叶え
なかったから?いえ………、のようです。何でそん
なことするの???人間て悲しいね。
少し歩けば「大仏池」ここから見る大仏殿は
かっこいい。銀杏の木も秋には雄姿を見せ
る。
小さくて見難いけれど「あおさぎ」が一人立つ。
「かるがも」の一家が気持ちよさそうに泳いでる。
友人のKさん。鹿となかよし。この鹿はひとなつこくKさんに甘えてる。大仏殿参道。
正倉院事務所前の銀杏の木も寒そうである。
「なんか食い物くれよ!」と雄の小鹿がやってき
た。見れば頭に小さな角が見える。2才位かな?。
「大仏殿講堂跡」を示す石碑。手前のうずまった石は礎石で、大きな柱をのせていた。ここで最盛期には千人近くの学僧が学んでいた。ここに初めてお地蔵様も祭られた。坐像
大仏殿うらがわに、ひっそりとたたずむおじぞうさま
あれ!羅漢様が一体拉致されている。罰当たりな
観光客の仕業か?だけどまた帰ってくるから不思議
「万直し地蔵」のあるところ。この上の方で
行基様の「天地院」があるらしい。
(これは内緒の話ですよ!)
明日から「お水取り」の業が始まる。これは梅かな
桃かな?もうこんなに花咲いている。
ここは藤原氏の廃寺。ところどころに天平の甍が
見える。もってかえったらダメですよ!
「ネコかと思った!獅子の瓦。こんなのもある
ユーモラスで気に入った。
ご存知、二月堂の石畳参道。土壁に瓦を並べて、風
情がある。春は画家がよく絵に描いている。
帰り道に銀杏の木が気に入ったので写して見た。
大きくしたらこれも「絵になる」写真だろな。
私の店の前の交差点を東に入ると『焼門』がある。
燈籠の間の道が少し盛り上がるのは奈良坂とう曲
の痕跡。「地割れあと」なのだ。
中世、円融天皇が東大寺に入られる時ここに座し
ここでまず参拝されたという。しかしここからは東
大寺が見えない!?また元は天皇であられるから
中門(焼門)から入るのはおかしい!これは謎である。
05.2月の風景 P1