・ボランティア活動の「ルール」 (活動規範として)
実は「奈良【災害】ボランティア・ハート・ネットワーク」にては、「会則・規約」が、まだありません。「必要になれば皆で決めようかな?!」、てな所です。
およそ、「良識にて判断してください」と、皆で言ってます。だって、ボランティア同士じゃありませんか。「その気になって参加する個人」に、「こちらのやり方で、お願いします。」は「現場活動だけで良い」。または「災害VC(ボランティア・コーディネーター会員(正規会員)」だけで良い、と考えています。
「自由に、自覚と責任」を持ち、「なるようにしかならんところ」を「やれるようにやる」ことにボランティアは優れています。このことに「規約や規則」よりも『モラル』が必要だと考えます。
活動する個人のモラルが高ければ「会則」なんて気にすることはないのです。
ただ、どこかの「ボランティア講座」などの案内にある「ボランティア心得」のようなものには「ボランティアと、政治・宗教との関係」「ボランティアと企業の関係」または「ボランティアの行為と営利行為の関係」が明瞭でなく、ともすればボランティア個人・集団が、政治家の「青田刈り」になる(機関紙買うて、選挙に票を入れて!銭儲けしましょ!)現状、「政治利用・引き回し・擬似営利行為」が散見されるので、当会に参加される方は下記文章を一考くださるようにお願いします。
また他団体の方々も、当会に関心を持っていただけるなら、一読くださるようにお願いいたします。
『 ボランティア・NPO・ネット・ワーク』への『ルール策定』提案
《 2004.奈良県「NPO・ボランティアフォーラム」 【災害分会資料 5】 (として、作成しました。) 》
「奈良【災害】ボランティア・ハート・ネットワーク」は『大災害と斗かう!』として、読んでいって考えてください。
生まれたばかりの小さなグループですが、「ネットワーク活動」として実践していくなら、下記事項を踏まえておく必要があると考えています。また『トップページ・提案します!』に表記した「災害ボランティア連絡協議会」を見据えても考えてください。
尚、これは「赤十字社、および理念と諸活動」の是非を論じているのではなく、「災害ボランティア相互間のルール・エチケット」として「学ぶべき・模範」として取り上げています。もとより私達は「是非を論ずる立場にない」ことは明らかなことですし、私達を「オーサライズ・権威付け」するのでもありません。しかし「人類の英知に学ぶ」ことに、私達はやぶさかではありません。
何故なら「赤十字・赤新月運動」の「博愛と人道」の理念は、全ての「ボランティアの理念」でもあるとも考えますし、立場を違えても「目指すところは同じ」でもあると考えるからです。ただ「初動の動機の違い」が「ネーム」(象徴・代表)の違いが、そこにはあるのです。
(ここでは「第20回赤十字国際会議」(1965於ウィーン)を決議を「教本」として検討しています。現在は下記に付記する「第25回赤十字国際会議」(1986於ジュネーブ)が、「決議」施行されてあります。)
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『ルール策定』提案
行政・政党・宗教団体・企業が自己の組織の、内・外にて ボランティア 育成、ボラ組織と『協力・協働』することは「誰の目から見ても明らか」な場合、有意義なことと考える。自組織の理念を明確に体現し、対象に奉仕する姿は明快、爽快ですらある。
マザ−・テレサの実践はその象徴であるし、多くの人々に感銘をあたえた。しかし行政・政党・宗教団体・企業が、他の「一般
ボランティア・NPO」と、また「ボランティア ・NPO・ネット・ワーク」との協力関係を構築しようとする場合、そこに協力関係を支える「ル−ル」が存在するのも当然である。
「赤十字諸原則」(著ジャン・S・ピクテ 赤十字国際委員会)を規範に、ルール策定について提案する。
「戦時赤十字活動」は対立する各国間に於いて 、「博愛と人道」の下「生命」に奉仕する。それは対立する各国間の「共通利害」に着目し行われる。
ジュネ−ブ協定を各国が尊守するのは、それが各国に有利に機能するからである。傷病兵の救出、捕虜の人道的待遇は、後に自国の利益に還元される。
「赤十字諸原則」は幾多の試練の中から生まれた。著者は「赤十字」が第2次大戦中に「ユダヤ人虐殺」のあることを知りながら、末期まで何ら救出への効果的な活動ができなかった反省に立ち「赤十字諸原則」を確立した。 この「諸原則」の叡知は現在も国際赤十字・各国赤十字活動の規範とされている。
「ボランティア・NPO ・ネット・ワーク」が、例えば「大災害」に対して「ボランティア・NPO・ネット・ワーク」として『協働』して活動する場合、一つの「ルール」に基づき開始されるならば、無用のトラブルを回避し、またトラブル解決の指針にもなると考える。
「赤十字諸原則」
『 基本的諸原則 』
1.目的(人道)
赤十字は、苦痛と死とに対して闘う。赤十字は、人間が、全ての場合に於いて、人間らしく取り扱われることを要求する。
2.平等
各人に対し、赤十字は、平等に、何等の差別待遇なしに、救護を与える用意がある。
3.比例
なし得る援助は、各個人の必要とその緊急の度合いに応じて、分配されるであろう。
4.公平
赤十字は、誰に対してでも、えこひいきや先入観を以って対処しないであろう。
5.中立
赤十字は、軍事・政治・宗教並びに哲学の分野に於いて、厳正中立を守らねばならない。
6.独立
赤十字は、すべての権力に対し独立しており、すべての勢力に対し自由であらねばならない。
7.世界性
赤十字の事業は、すべての人、すべての国の中に及ばねばならない。
『 機構的諸原則 』
1.無欲
赤十字は、その活動からなんらの利益を引き出さず、救助すべき人の人道的利益しか見ない。
2.無料
赤十字は、無料で「サービス」を提供する。
3.志願
私的な博愛と奉仕的精神の現れである赤十字は、志願的機構である。
4.補助
赤十字は、官憲に協力を与える。
5.自治
赤十字は、これらの権力に対し、十分な自治性を持たねばならない。
6.大衆
一国の赤十字は、その市民のすべてに開放されねばならない。赤十字は民主的基盤の上に組織される。
7.各団体の平等
各国の赤十字社は、国際的分野に於いて、同一の権利を持つ。
8.単一
一国には一つの赤十字社よりなく、その頭には一つの中央委員会よりない。社は、その活動を、その国全体に及ぼさねばならない。
9.相互依存
同じ目的を追求する結果、各国赤十字社は、互いに関係を結び、相互援助の義務を認めている。
10.先見
赤十字は、負わねばならぬ任務を果たす用意が、何時でもなければならない。
以上、「赤十字諸原則」を手本とし、これに基づく「ボランティア・NPO
・ネット・ワーク」の『ルール』策定が望まれる。
行政・政党・宗教団体・企業が自己の組織内・外にて ボランティア 育成、ボラ組織と『協力・協働』することが「誰の目から見ても明らか」でない場合、不透明な場合、には無用の混乱と消耗と退廃を、そこに見出す結果となることは必定である。
およそ「政党・宗教団体」が、何かのボランティア団体を立ち上げ、よくある「仲間作り活動」から始め、後に「自らの組織」に会員を取り込むならば、それは「セクト活動」に他ならない。それはボランティア活動の「私物化」でしかない。ボランティア活動は、その目的を明確にし、「誰の目にも明らかな」活動を心がけるべきである。
《 05.2.3 追記 》
上記「赤十字諸原則」は「第20回赤十字国際会議(1965於ウィーン)にて採択されました。そして後の「第25
回赤十字国際会議」(1986於ジュネーブ)にては「国際赤十字・赤新月運動(イスラム教国への配慮)」として、現在は下記の基本原則として規定されています。これが「現行法」と言えるでしょう。
「国際赤十字・赤新月運動」のところを「私・私は…。」と、置き換えて読むと「赤十字活動の意義」と、各個人、また各ボランティアの「めざすべき姿」が良く見えて理解しやすくなります。
「災害現場」にて活躍する赤十字に私達は「協力」します。しかし私達は「赤十字」を理解しても、「類似団体」でも「類似行為」をしても、なりません。それは「英知の所産」を「冒涜」することに等しいでしょう。
また「政治的権利」「信教の自由」を非難し、遺棄しているのでもありません。また「営利事業」を軽視しているのでもありません。ボランティア・NPO活動との「次元の違い」をここで述べたのです。「ルール策定」の建設案として
『J・S・ピクテ氏の「赤十字諸原則」を、「教本として引用した」のです。』私達はここで「英知に学ぶ」のです。
『国際赤十字・赤新月運動の基本原則』 (赤十字七原則)
人道(Humanity)
国際赤十字・赤新月運動(以下、赤十字・赤新月) は、戦場において差別無く負傷者に救護を与えたいという願いから生まれ、あらゆる状況下において人間の苦痛を予防し軽減することに、国際的および国内的に努力する。その目的は生命と健康を守り、人間の尊重を確保することにある。赤十字・赤新月は、すべての国民間の相互理解、友情、協力、および堅固な平和を助長する。
公平(Impartiality)
赤十字・赤新月は、国籍・人種・宗教・社会的地位または政治上の意見によるいかなる差別もしない。赤十字・ 赤新月は、ただ苦痛の度合いによって個人を救うことに務め、その場合もっとも急を要する困苦をまっさきに取り扱う。
中立(Neutrality)
すべての人からいつも信頼を受けるために、赤十字・赤新月は、戦闘行為のときいずれの側にも加わらず、いかなる場合にも政治的・人種的・宗教的または思想的性 格の紛争に参加しない。
独立(Independence)
赤十字・赤新月は独立である。各国赤十字・赤新月は、その国の政府の人道的事業の補助者であり、その国の法律に従うが、常に赤十字・赤新月の諸原則にしたがって行動できるよう、その自主性を保たなければならない。
奉仕(Voluntary Servis)
赤十字・赤新月は、利益を求めない奉仕的救護組織である。
単一(Unity)
いかなる国にもただ一つの赤十字・赤新月社しかありえない。赤十字・赤新月は、すべての人に門戸を開き、その国の全領土にわたって人道的事業を行わなければならない。
世界性(Universality)
赤十字・赤新月は世界的機構であり、その中においてすべての赤十字・赤新月社は同等の権利を持ち、相互援助の義務を持つ。
以上、「国際赤十字・赤新月運動」の諸原則と、『博愛と人道』の精神は、例え「地域の微小なボランティアグループ」でさえ「これを規範」として、目的遂行を意図するのであれば、「すべての川は海へ注ぐ」ごとく、各個別の
目的が、「人類普遍の利益」に集中して、「輝かしい未来」を獲得するでしょう。
これが全てとは言いません。しかし、私達「奈良【災害】ボランティア・ハート・ネットワークは「博愛と人道」の理念・法則性を活動規範として「これに学び活動する」、これを当会の『モラル』とすることを目指します。
あるいは、「世界人類が幸福でありますように!」 (それって、どっかのパクリとちゃうのん?ええやろ!?)
【1965・1986の両決議を尊重し、併記いたします。】